2013年03月

2013年03月18日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 4

P3030122渥美半島の感じと
市原市の奥に行くほど過疎化が進む感じは
やっぱり良く似ているんだな。

3.イトーヨーカ堂 豊橋店 イオン豊橋南店
  
イトーヨーカ堂 豊橋店副店長氏にお話を聞いた。
  
店舗は豊橋港周辺の開発地域のキーテナントとして1970年代に出店。
豊橋の地域性として、徹底した車社会、人口の流動化は少ないとのこと。
  
従って商圏はかなり広くとらえているが
店の歴史とともにお客様も一緒に歳を重ねているように感じているそうだ。
品揃えもどちらかといえば高齢者にターゲットを絞っているそうである。
  
テナントも自社グループにこだわらず
地元も積極的に受け入れているとのことで、
逆に
地元の商店主のネットワークが
店の活性化に役立っている部分も感じているとのこと。
  
ヨーカ堂自体の集客力より
テナントの魅力による集客に期待するという言い回しには 
店舗が古い型での集客力の落ち込みもあると思われるが 
ヨーカ堂のビジネスモデルに対する自信喪失があるかもしれないと感じさせた。
  
積極的な地元テナントの受け入れは 
逆に入れ替わりも多いということにもつながり、
お邪魔した時点でも3店舗が撤退したばかりで、
次が決まっていないという現実も話されていた。
  
再開発地域の特性として、
隣接するホテルやチェーン店のレストラン等とも協議会を作って、
エリアとしての集客に努めているというお話を聞いた。

ヨーカ堂の他店舗ではあまり取り組まない手法とも伺ったが、
同じ郊外型大型店舗同士でも情報交換としての付き合いがあるそうで、
当然、地元の商工会議所などとも積極的に連携を図っているそうである。
  
五井駅東口への出店でも
地元商店街や商工会議所との連携に大いに期待したい。

  
イオン豊橋南店では総務課長のお話が聞くことができた。  

この店舗は田園風景のなかに立地しており、
南側だけが国分寺台のような住宅地となっており、
五井駅東口の再開発地域とロケーションがよく似ている。

商圏は渥美半島の約10万人を中心に考えているとのこと。
半島の根元に位置することから、
商圏は円形ではないという考え方で、
「買い物は上ってくる人が対象で、決して下ってはこない」
というのがお客の心理とし、
ターゲットは比較的若いファミリー層としているそうだ。
  
この辺がヨーカ堂との違いと思えたのと、
テナントとしての地元商業者についても「地元は弱い」と一刀両断。
集客力と経営力が期待できないとして、
グループ企業や有名店を中心にテナントを入れる方針だそうである。
  
集客は比較的好調で
車社会の豊橋向けに大きな駐車場も完備し、
お邪魔した開店直後にも関わらずレジには多くのお客が並ぶ風景があった。
  
五井東口は 千葉、木更津に挟まれた立地と
南部地域に向かう細長い商圏と思われるので、
商業エリアとしての活性化にいささか不安な面も感じていたが、
渥美半島の10万人を対象にした商圏設定との類似性を思えば、
「交流と賑わい」という市原市の期待感も
まんざら夢物語だけではなさそうである。




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2013年03月17日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 3

P3020115とよはし芸術劇場の外観です。

以下、視察報告書から抜粋

2.とよはし芸術劇場と駅前再開発
  
豊橋駅はJR東海道線、豊橋鉄道の路面電車と渥美線の連絡駅、
更に路線バスの発着駅として、豊橋市の主要駅になっている。
  
ただし、城下町の地方都市にありがちなことだが 
城を中心に街並みができてきた歴史と、
そこから離れた線路と駅という構図が 
豊橋の駅前開発にもみられた。
  
つまり、街の中心と駅がずれているという構図である。

  
以前、中心市街地活性化法を活用した駅前再開発の事例として視察した、
秋田県秋田市や青森県弘前市と同じように、  
街の中心としての城跡=市役所と再開発される駅前が
市民の生活とかい離しているという事例(あくまで個人的な感想だが)に酷似していた。

  
再開発による活性化が達成できるかどうかは
これからの取り組みではあるが 
案内をして頂いた豊鉄の係長氏も
「活性化されて乗客が増えていただければいいのですが」 と
どこか歯切れが悪かったのも
駅前再開発による街の活性化に不安を持っているからだろうと推察した。
  
駅前にはもともと西武系の百貨店と地元資本のデパートがあったそうだが、
15年ほど前に西武系百貨店が撤退し、
地元資本のデパートが郊外型の大手スーパーとの競合に
苦戦しながら営業を続けていて、
駅から徒歩で10分ほど離れた場所には
いまだ古い町並みの商店街が残っている。

駅前には新しいホテルも複数開業し、
オシャレな飲食店も軒を連ねている。
また、車社会豊橋を象徴するように駐車場も多く、
中心市街地の再開発としては正攻法の開発と感じた。

とよはし芸術劇場は
豊橋駅から徒歩で10分ほどに立地しており、
元は撤退した西武系百貨店があった場所だそうである。
現在は、建築も終わり、外溝工事の仕上げ段階になっていた。
  
そのため入場はできなかったが
近代的な建築に豊橋市の豊かな財政力を感じた。
  
行政としては豊橋出身の俳優、平田満をアドバイザーに据え、
芸術文化の発信地として、
更には駅前活性化の施設としての期待感を持っていることは想像でき、
こけら落としには有名な芸能人の出演も予定されている。
  
市原市民会館もそうだが
出演者が有名であれば多くの来場を期待できるし、
現に市原市民会館はその手法で成果を上げている。
  
更に駅前という立地は
周辺の飲食店にとっても波及効果が期待できると思えるので、
五井駅前にこの劇場がある場面を想像してみると
中心市街地の活性化策としては有効ではないかと思えた。
  
五井駅西口にはサンプラザと旧住友ビルという
新築に頼らない「ハコモノ」があるので、
少ない投資での活性化策として期待できそうである。


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2013年03月16日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 2

豊橋公会堂豊橋市役所の前には歴史を感じさせる
「公会堂」が鎮座しています。
昔から豊かな都市だったのでしょう。
資料を見ると財政力もさすがと思えます。

最初の訪問は 豊橋鉄道です。≪詳しくはこちら≫

以下、視察報告書から抜粋

1.豊橋鉄道株式会社(通称豊鉄)
  豊橋駅前の本社にうかがい、経営企画部 係長にお話を聞いた。
  大正13年に設立し、もともとは豊橋市内を走る路面電車の運行会社が発祥。
  東海地区で唯一残された路面電車であるとともに、
  純粋な私鉄として路面電車を運行しているのは 
  おそらく豊鉄だけだろうということであった。
  昭和14年には名古屋鉄道に編入し、
  現在の渥美線を引き継ぐ形で鉄道運行に当たっている。
  路面電車は始発と終電の時間表示だけで、
  7〜8分間隔で常時運行。
  「高齢化が進むなかで7〜8分間隔での運行は地域の財産ではないか」との問いかけには
  「その通りだと信じて運行に当たっているが 
  豊橋は車社会なので、なかなか乗客増にはつながっていない」とのことであった。

豊橋路面電車

渥美線についても
「1時間当たり4本の運行は続けたいし、それが地域の公共交通機関の役割だと思う。」
とのお話であった。

経営自体は厳しく、営業利益を確保するのが精いっぱいという状態で、
バス、タクシーなどの関連会社との連結決算で利益を確保しているとのこと。

渥美半島の過疎化の影響が乗客減少につながってなっており、
昨年4月に、
沿線の愛知大学が名古屋キャンパスを開校して、
学生が半数程度移動してしまったことが
さらに乗客の減少につながっている状況とのこと。

市原市南部地域の過疎化が
小湊鉄道の乗客減少につながっている事と、
帝京平成大学の縮小が
京成ちはら線に与える影響を考えると他所事とは思えない事例である。

豊鉄では収益確保のために、路面電車は車体広告をし、
渥美線については観光振興に寄与する目的で、
季節に応じた花をイメージした車体を走らせるなどの工夫をしている。
   
行政との協働として、
豊橋市と駅前商店街と連携した「お帰りきっぷ」を発行しているが、
あまり芳しい結果は出ていないとのこと。
行政からの補助金としては 
路面電車のレールが道路と一体となっていることから、
改修時のみの支援があるとのこと。

渥美半島マラソンなどのイベントもあるが
一過性のものなのでなかなか乗客増にはつながってこない。
さらに、豊橋駅前の中心市街地再開発も行っているが
キーとなるデパートの出店もなく、期待感はあまりない様子であった。

渥美線は延長18kmの単線だが
2か所の駅で交換ポイントを設けることで
1時間4本の運行を可能にしていることは
小湊鉄道の増便にも通じる手法と思われる。

中房総国際芸術祭アート×ミックスの概要を説明して、
観光振興での乗客増が期待できるか伺ったところ、
「渥美半島の南端部での開催として想像すると羨ましい企画」との返事があった。

渥美線は15分間隔の運行が基本なので、
愛知大学の入学式などの大量乗車時にも
「待っても15分」という安心感が乗客にも伝わるので
トラブルは少なかったとのこと。
さらに、交通会社として
シャトルバスの運行でかなりのお客様がさばけるはずとのお話も伺った。

小湊鉄道は延長39キロメートルと
豊鉄の倍以上の営業距離のなかに、
交換駅がこれまで牛久、光風台の2か所しかなく、
経営方針として牛久駅以南の運行本数を減らしてきたところである。
しかし、里見駅の交換ポイント改修によって
本年4月から3か所の交換駅となるので、
小中一貫校の開校による児童、生徒の利用と、
来年開催される芸術祭の効果で、
乗客の増加につながれば増便が可能となる。



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2013年03月15日 視察に行ってきました。 愛知県豊橋市編

豊橋市役所愛知県豊橋市≪詳しくはこちら≫
明治の時代に、名古屋市に次いで市制をしいた
渥美半島の根元に位置する地方都市です。

人口は約38万人。豊橋港は自動車の輸出入に支えられて
日本で一番の取扱高とか。

名古屋市や豊田市という大都市と1
時間圏内で都市間競争にさらされている
そんな地方都市の状況が
何となく市原市に似ているのではないかと思い
行ってみることにしました。

議長への報告書では次のように書きました。

◆視察先:愛知県豊橋市
◆日 時:平成25年3月2日〜3日
◆参加者:大曽根友三
◆目的及び選定理由
1.豊橋鉄道株式会社
 JR豊橋駅から渥美半島を縦断して、田原市の三河田原駅を繋ぐ
「渥美線」と豊橋市内を走る路面電車 を運営する私鉄である。
渥美半島は下るほど過疎地であり、
このロケーションが市原市を縦貫する小湊鉄道と類似するため、
運行実態を調査することにより、
中房総国際芸術祭・アート×ミックスを控えた市原市の公共交通の
あり方の参考とするため。

2.とよはし芸術劇場
豊橋市内の既存のホールを補完する目的で
豊橋駅前の再開発の一部施設として整備された約780席の 
主ホールを備えた劇場。(今年5月1日に開場を予定)
市原市では市民会館が老朽化しており、
先の東日本大震災においても天井が剥離するなど芸術文化の
中心施設としての機能が脆弱化していると思われることから、
五井駅前への施設設置の可能性について 
検証することを目的として選定した。

3.イトーヨーカ堂豊橋店、イオン豊橋南店
豊橋市(人口約38万人)に出店した大型店舗であり、
イトーヨーカ堂豊橋店は開発エリアの
キーテナントとしての出店と、
イオン豊橋南店については田園風景のなかに郊外型店舗としての出店が、
五井東口の開発地におけるイトーヨーカ堂のあり方と類似するため、
商圏の考え方や地元商業者のテナント入店など、
五井駅周辺の活性化策の参考とするため選定した。



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2013年03月13日 小さな看板が付きました

滝の看板小川の流れるふるさとの景色を楽しんでいただこうと
地域の皆さんが整備をして頂いている
国本の滝ですが
この度、県道の入り口に小さな看板ができました。

観光協会の周辺地図に滝が書き込まれたことをきっかけに
「やっぱり入口が解んナっキャおイネっぺ」という事になったようです。

お隣の里山整備をしているメンバーの方の協力もあり
里山らしい案内看板となりました。

ここのところの温かさで
梅も咲き始め、菜の花もちらほら花を付け始めました。

もう少しで
南市原の里山も春を迎えます。


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