議員のお仕事

2013年04月08日 仙台に行ってきました(観光じゃないよ) 4

3.仙台市 葬祭業 菅原氏
 
死亡・行方不明者が2万人を超えた東日本大震災に於いて、
宮城県では約1万人に近い方の死亡が確認された。

宮城県で13か所の葬祭場を展開する菅原氏の会社でも
2か所の葬祭場が津波の被害を受け、
建て直しや他の施設のメンテナンスも含めて
再建に2億円ほどの費用がかかったそうである。
 
県内の葬祭業で協働しながら対処に当たったそうであるが
「まず棺が足りない。
全国からつてを頼って1千個を調達したが到底足りるものではなかった」
というリアルなお話から始まった。
 
ガソリンもなく、移送もままならないうえに
遺体の保存、搬送、埋葬は法律で決められた手続きもあり、
厚生労働省の特例通達や宮城県の通知、県警の通知、仙台市の通知など、
法律を踏まえることから業務が始まったという事である。

当然であるが社員のなかにも被災者がいる中での業務活動となった。

↓ 菅原氏の会社外観 
仙台清月記

仮埋葬、
3ヶ月後くらいからの掘り起こしての火葬という作業は
メンタル部分は当然として、
匂い、手触りなど想像を超えたつらさがあり
「社員の皆さんや業界関係者のご苦労は頭が下がる」と言われていた。
確かにマスコミ報道ではそうした部分は報道されないことである。
 
火葬場も処理能力を超えていて、
東京にまで手配して体制を整えたが、
荼毘にふすまでに約10日ほどかかり、
その間遺族の方との接触は
最前線である葬祭業者に大きく委ねられていたそうである。
 
そんな中でも他県から多くの葬祭業者が入り込み、
棺の争奪や火葬場の順番待ち、遺族への対応ミスなど、
葬祭業の印象を悪くするような事例が多くあり
心を痛めた様子であった。

詳細な活動記録を冊子として製作しており、
「震災の経験を風化させない」という菅原氏の言葉には
被災者と向き合ってきた自負がうかがえた。
 
菅原氏は仙台においても若手経営者として活躍されており、
経済復興とその後の仙台の活性化についても
積極的に行動されているようである。

「今はミニバブル。市内のマンションは周辺の子育てが終わった、
それなりの所得がある世帯の入居で満杯。
人口構成も少し変わるかもしれない」として、
「高齢者が歩いて生活ができるスモールシティとなった。
これを生かすまちづくりに向けて行政も動き出さなければならない」と
復興から未来を見据えていた。

これからさらに仙台市街への一極集中が加速し、
東京まで2時間という新幹線効果で仙台は発展するだろうし、
させなければならないと決意のほどを述べていた。
「生き残った者の務めです」という
別れ際の言葉に氏の活躍を祈るばかりである。


honkab at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月07日 仙台に行ってきました(観光じゃないよ) 3

2.東松島市

災害により不通になっている仙石線のうち
「りくせんとみやま駅」を視察した。
駅前といっても無人駅の小さなものだが 
目の前が海岸線で海岸の復旧工事が行われていた。

海岸線の復旧後、線路の復旧という流れで、
現在は線路は外され、復旧にはあと2年ほどかかるそうである。
仙石線 

駅前にある商店主の方にお話を聞くことができた。
「40軒ほどの集落のうち5軒が転出した。
津波は高さ1.4mで家が流されるような被害はなかったものの、
列車が無くなったことが転出の大きな理由」と感じているそうだ。

仙台市街まで約1時間に位置する当地では
漁師も高齢化で減少しており、
「倅夫婦がサラリーマンなら災害がきっかけで出て行ったしまうだろう」と
ふるさとの衰退がさみしそうであった。

小湊鉄道が被災した場合を想像すると 
鉄橋などの設備の老朽化もあるため、
復旧には仙石線以上の時間を要するであろうし、
牛久以南は「廃線」という選択肢が高い可能性で考えられる。

現実に仙石線は一部廃線が確定しており、
乗降人数が少ない地域では致し方ない選択かもしれない。
しかし、沿線に住む住民、
特に公共交通機関に頼る高齢者や
通学に利用する児童・生徒にとっては大きな問題である。

いちはらアート×ミックスのような観光振興事業で
今から利用者増を図っておかなければ「廃線」の危機は常についてまわるだろう。
 
とみやま駅にほど近い災害復旧工事の現場を見ることができた。
仙石線脇の堤防のかさ上げ工事に着手したところだそうである。
海からすぐに斜面になっているため、
資材の搬入はすべて海からの輸送という制約があり、
難工事の様子であった。

現場担当者の方が図面等で説明していただいたが
資材不足のため工程管理が難しいとのことである。
特に生コンクリートの出荷が制限されており、
単価も上昇して予算が組めないとのこと。
 
資材価格の上昇には単品スライドなどの手法もあるので伺うと、
震災とはいえ東北地域限定の物価上昇なので
行政側の明確な答えがもらえないとのこと。

更に、技術者不足でそうした書類作成にまで手が回らない現状で
「予算より工事管理で精いっぱい」とのことであった。
「東北の事だけで建設業法まで変えろとはいえないでしょう」と
建設技術者としての正論と、
「特例を認めてほしい」という本音の両方の言葉を頂いた。



honkab at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月06日 仙台に行ってきました(観光じゃないよ) 2

1.宮城県建設業協会 専務理事 千葉氏

建設会社の経営者でもある千葉氏は 
被災当初、社員や協力会社の安否確認を社内に指示だけして、
建設業協会と宮城県との「災害協定」による
災害応急対応を指揮するために行動を始めたそうである。
 
社員のうち2名の安否の確認がとれないことや
自社の被害も確認できないなか
応急対応の陣頭指揮に当たらざる負えなかったそうである。

「とにかく動く」ことしか頭になく、
まずは人命救助、続く物資輸送のための道路上のがれき撤去など
「いつ寝ていつ食べたか解らない」という数日を過ごしたし、
その時期の記憶があいまいなほど集中していたのだろうと感じているそうである。
 
安否不明の社員のうち1名は
現場事務所のなかで亡くなっていることが確認されたそうだ。
工事現場の同僚などの話によれば、
作業員などを避難させ、
自分は現場の地震による被害を確認して
バリケードなどの安全確認をしてから避難すると言い残して
現場に向かった姿が最後だったという事である。

「津波被害に遭われた多くの方のなかには 
同じように家や漁船などの確認のために海岸線に向かった人が多かったと想像します」

「千年に一度の災害ですから津波の怖さを忘れていたかもしれません」
「やはり訓練が必要なのでしょう」等々、
実際に被災して陣頭指揮に当たられた方の言葉には説得力がありました。
 
復興に当たっては 資材、機械、人材など、
復興に必要なものすべてが不足しており、
建設業界として限界とも言える最大限の努力はしているが
中々すべてには手が回らないとのことであり
「小泉改革以来、建設投資が減り続け、
民主党政権の3年余りで建設業のキャパシティが半減していたなかでの災害なので
期待に答えきれないもどかしさを感じる」とのことである。
 
そもそも建設技術者や技能者の育成は 
経験工学と言われるほど時間と手間がかかることから、
今そこに工事があってもすぐに人間が湧いて出るようなものではなく、
復興バブルも数年と思えば
無理な投資もできないという本音も理解できるところである。

↓ 災害復旧の護岸工事の現場
仙台護岸工事 


市原市においても建設投資は減り続けており、
業者数、雇用数ともに減少し続けている現実がある。
更に臨海部の工場地帯においても、
メンテナンスに関わる人材はリストラされており、
下請け企業も仕事の減少により業態を変えつつある。

コスモ石油のガスタンク爆発は市民に大きな被害は出なかったものの、
大きな災害が重なれば、
空洞化しつつあると言われる臨海部の工場群も
縮小や移転を考える可能性が高い。
 
市行政でできることには限界はあるが 
防潮堤のかさ上げ、臨海部で働く皆さんの避難路などのインフラ整備、
技術・技能継承のための公共工事のあり方、
災害協定の再整備や協定を結んだ企業の評価など、
考慮すべき課題のいくつかが浮かんだ。
 
千葉氏には
東日本大震災での宮城県建設業協会の
活動記録を編集した冊子まで提供していただき、
更には海岸線の復興工事についても見学できるように手配を頂くなど、
ご協力に感謝したい。


honkab at 07:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月05日 仙台に行ってきました(観光じゃないよ)

宮城県の仙台市、東松島市、名取市などを視察してきました。

3.11からまる2年。復興の遅れが報道されております。

現地の復興の様子や暮らしのありようなど
現実を見てみたくなりました。

大震災当初には「物見遊山」的に取られたくなかったのと
地方議員とはいえ、
行くとなれば現地の関係者に
余計な手間を煩わせることになってしまうので
遠慮しておりました。

そんなことで実行した災害被災地の様子を・・・
議長に提出する視察報告書をもとにお伝えします。



◆視察の目的及び選定理由

1.仙台市 宮城県建設業協会 専務理事 千葉氏
  東日本大震災における「緊急対応」「災害復旧」「災害復興」の最前線で
  陣頭指揮を執り続けている方のお話を聞くことにより、
  市原市の災害対応、災害復旧の参考とするため。
  
  また、復興に向かう宮城県の発注者の問題点や
  施工関係者の問題点をお聞きすることで、
  マスコミ報道にある「復興の遅れ」の実態を調査すると共に、
  被災から2年経過して風化しつつある被災地への支援の可能性や
  市原市の「災害に強いまちづくり」の参考とするため。

2.東松島市
  災害により不通になっている仙石線の復旧や
  海岸線の復旧状況を調査することにより、
  公共交通を失った地域の暮らしの変化を実際に見聞し、
  市原市南部地域のように単線の小湊鉄道が被災した場合の参考とするため。

3.仙台市 葬祭業 菅原氏
  約2万人が亡くなった東日本大震災に於いて、
  人の生死に一番近くで携わった方のお話を聞きとることにより、
  災害の悲惨さの実態を知り、
  かつ復興に当たる経済人としての行動など、
  市原市が被災した場合の早急な復興への参考とするため。

4.名取市 ゆりあげ地区
  津波被害の実際と地域の復興手法を調査することにより、
  市原市が被災した場合の参考に資するため。
  また、災害当初に市原市からも職員を5名、
  延べ6カ月間にわたって派遣したこともあり、
  その後の行政支援や、
  現在不足している支援などを調査することを目的とした。


honkab at 13:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年03月18日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 4

P3030122渥美半島の感じと
市原市の奥に行くほど過疎化が進む感じは
やっぱり良く似ているんだな。

3.イトーヨーカ堂 豊橋店 イオン豊橋南店
  
イトーヨーカ堂 豊橋店副店長氏にお話を聞いた。
  
店舗は豊橋港周辺の開発地域のキーテナントとして1970年代に出店。
豊橋の地域性として、徹底した車社会、人口の流動化は少ないとのこと。
  
従って商圏はかなり広くとらえているが
店の歴史とともにお客様も一緒に歳を重ねているように感じているそうだ。
品揃えもどちらかといえば高齢者にターゲットを絞っているそうである。
  
テナントも自社グループにこだわらず
地元も積極的に受け入れているとのことで、
逆に
地元の商店主のネットワークが
店の活性化に役立っている部分も感じているとのこと。
  
ヨーカ堂自体の集客力より
テナントの魅力による集客に期待するという言い回しには 
店舗が古い型での集客力の落ち込みもあると思われるが 
ヨーカ堂のビジネスモデルに対する自信喪失があるかもしれないと感じさせた。
  
積極的な地元テナントの受け入れは 
逆に入れ替わりも多いということにもつながり、
お邪魔した時点でも3店舗が撤退したばかりで、
次が決まっていないという現実も話されていた。
  
再開発地域の特性として、
隣接するホテルやチェーン店のレストラン等とも協議会を作って、
エリアとしての集客に努めているというお話を聞いた。

ヨーカ堂の他店舗ではあまり取り組まない手法とも伺ったが、
同じ郊外型大型店舗同士でも情報交換としての付き合いがあるそうで、
当然、地元の商工会議所などとも積極的に連携を図っているそうである。
  
五井駅東口への出店でも
地元商店街や商工会議所との連携に大いに期待したい。

  
イオン豊橋南店では総務課長のお話が聞くことができた。  

この店舗は田園風景のなかに立地しており、
南側だけが国分寺台のような住宅地となっており、
五井駅東口の再開発地域とロケーションがよく似ている。

商圏は渥美半島の約10万人を中心に考えているとのこと。
半島の根元に位置することから、
商圏は円形ではないという考え方で、
「買い物は上ってくる人が対象で、決して下ってはこない」
というのがお客の心理とし、
ターゲットは比較的若いファミリー層としているそうだ。
  
この辺がヨーカ堂との違いと思えたのと、
テナントとしての地元商業者についても「地元は弱い」と一刀両断。
集客力と経営力が期待できないとして、
グループ企業や有名店を中心にテナントを入れる方針だそうである。
  
集客は比較的好調で
車社会の豊橋向けに大きな駐車場も完備し、
お邪魔した開店直後にも関わらずレジには多くのお客が並ぶ風景があった。
  
五井東口は 千葉、木更津に挟まれた立地と
南部地域に向かう細長い商圏と思われるので、
商業エリアとしての活性化にいささか不安な面も感じていたが、
渥美半島の10万人を対象にした商圏設定との類似性を思えば、
「交流と賑わい」という市原市の期待感も
まんざら夢物語だけではなさそうである。




honkab at 08:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年03月17日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 3

P3020115とよはし芸術劇場の外観です。

以下、視察報告書から抜粋

2.とよはし芸術劇場と駅前再開発
  
豊橋駅はJR東海道線、豊橋鉄道の路面電車と渥美線の連絡駅、
更に路線バスの発着駅として、豊橋市の主要駅になっている。
  
ただし、城下町の地方都市にありがちなことだが 
城を中心に街並みができてきた歴史と、
そこから離れた線路と駅という構図が 
豊橋の駅前開発にもみられた。
  
つまり、街の中心と駅がずれているという構図である。

  
以前、中心市街地活性化法を活用した駅前再開発の事例として視察した、
秋田県秋田市や青森県弘前市と同じように、  
街の中心としての城跡=市役所と再開発される駅前が
市民の生活とかい離しているという事例(あくまで個人的な感想だが)に酷似していた。

  
再開発による活性化が達成できるかどうかは
これからの取り組みではあるが 
案内をして頂いた豊鉄の係長氏も
「活性化されて乗客が増えていただければいいのですが」 と
どこか歯切れが悪かったのも
駅前再開発による街の活性化に不安を持っているからだろうと推察した。
  
駅前にはもともと西武系の百貨店と地元資本のデパートがあったそうだが、
15年ほど前に西武系百貨店が撤退し、
地元資本のデパートが郊外型の大手スーパーとの競合に
苦戦しながら営業を続けていて、
駅から徒歩で10分ほど離れた場所には
いまだ古い町並みの商店街が残っている。

駅前には新しいホテルも複数開業し、
オシャレな飲食店も軒を連ねている。
また、車社会豊橋を象徴するように駐車場も多く、
中心市街地の再開発としては正攻法の開発と感じた。

とよはし芸術劇場は
豊橋駅から徒歩で10分ほどに立地しており、
元は撤退した西武系百貨店があった場所だそうである。
現在は、建築も終わり、外溝工事の仕上げ段階になっていた。
  
そのため入場はできなかったが
近代的な建築に豊橋市の豊かな財政力を感じた。
  
行政としては豊橋出身の俳優、平田満をアドバイザーに据え、
芸術文化の発信地として、
更には駅前活性化の施設としての期待感を持っていることは想像でき、
こけら落としには有名な芸能人の出演も予定されている。
  
市原市民会館もそうだが
出演者が有名であれば多くの来場を期待できるし、
現に市原市民会館はその手法で成果を上げている。
  
更に駅前という立地は
周辺の飲食店にとっても波及効果が期待できると思えるので、
五井駅前にこの劇場がある場面を想像してみると
中心市街地の活性化策としては有効ではないかと思えた。
  
五井駅西口にはサンプラザと旧住友ビルという
新築に頼らない「ハコモノ」があるので、
少ない投資での活性化策として期待できそうである。


honkab at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年03月16日 視察に行ってきました。愛知県豊橋市編 2

豊橋公会堂豊橋市役所の前には歴史を感じさせる
「公会堂」が鎮座しています。
昔から豊かな都市だったのでしょう。
資料を見ると財政力もさすがと思えます。

最初の訪問は 豊橋鉄道です。≪詳しくはこちら≫

以下、視察報告書から抜粋

1.豊橋鉄道株式会社(通称豊鉄)
  豊橋駅前の本社にうかがい、経営企画部 係長にお話を聞いた。
  大正13年に設立し、もともとは豊橋市内を走る路面電車の運行会社が発祥。
  東海地区で唯一残された路面電車であるとともに、
  純粋な私鉄として路面電車を運行しているのは 
  おそらく豊鉄だけだろうということであった。
  昭和14年には名古屋鉄道に編入し、
  現在の渥美線を引き継ぐ形で鉄道運行に当たっている。
  路面電車は始発と終電の時間表示だけで、
  7〜8分間隔で常時運行。
  「高齢化が進むなかで7〜8分間隔での運行は地域の財産ではないか」との問いかけには
  「その通りだと信じて運行に当たっているが 
  豊橋は車社会なので、なかなか乗客増にはつながっていない」とのことであった。

豊橋路面電車

渥美線についても
「1時間当たり4本の運行は続けたいし、それが地域の公共交通機関の役割だと思う。」
とのお話であった。

経営自体は厳しく、営業利益を確保するのが精いっぱいという状態で、
バス、タクシーなどの関連会社との連結決算で利益を確保しているとのこと。

渥美半島の過疎化の影響が乗客減少につながってなっており、
昨年4月に、
沿線の愛知大学が名古屋キャンパスを開校して、
学生が半数程度移動してしまったことが
さらに乗客の減少につながっている状況とのこと。

市原市南部地域の過疎化が
小湊鉄道の乗客減少につながっている事と、
帝京平成大学の縮小が
京成ちはら線に与える影響を考えると他所事とは思えない事例である。

豊鉄では収益確保のために、路面電車は車体広告をし、
渥美線については観光振興に寄与する目的で、
季節に応じた花をイメージした車体を走らせるなどの工夫をしている。
   
行政との協働として、
豊橋市と駅前商店街と連携した「お帰りきっぷ」を発行しているが、
あまり芳しい結果は出ていないとのこと。
行政からの補助金としては 
路面電車のレールが道路と一体となっていることから、
改修時のみの支援があるとのこと。

渥美半島マラソンなどのイベントもあるが
一過性のものなのでなかなか乗客増にはつながってこない。
さらに、豊橋駅前の中心市街地再開発も行っているが
キーとなるデパートの出店もなく、期待感はあまりない様子であった。

渥美線は延長18kmの単線だが
2か所の駅で交換ポイントを設けることで
1時間4本の運行を可能にしていることは
小湊鉄道の増便にも通じる手法と思われる。

中房総国際芸術祭アート×ミックスの概要を説明して、
観光振興での乗客増が期待できるか伺ったところ、
「渥美半島の南端部での開催として想像すると羨ましい企画」との返事があった。

渥美線は15分間隔の運行が基本なので、
愛知大学の入学式などの大量乗車時にも
「待っても15分」という安心感が乗客にも伝わるので
トラブルは少なかったとのこと。
さらに、交通会社として
シャトルバスの運行でかなりのお客様がさばけるはずとのお話も伺った。

小湊鉄道は延長39キロメートルと
豊鉄の倍以上の営業距離のなかに、
交換駅がこれまで牛久、光風台の2か所しかなく、
経営方針として牛久駅以南の運行本数を減らしてきたところである。
しかし、里見駅の交換ポイント改修によって
本年4月から3か所の交換駅となるので、
小中一貫校の開校による児童、生徒の利用と、
来年開催される芸術祭の効果で、
乗客の増加につながれば増便が可能となる。



honkab at 09:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年03月15日 視察に行ってきました。 愛知県豊橋市編

豊橋市役所愛知県豊橋市≪詳しくはこちら≫
明治の時代に、名古屋市に次いで市制をしいた
渥美半島の根元に位置する地方都市です。

人口は約38万人。豊橋港は自動車の輸出入に支えられて
日本で一番の取扱高とか。

名古屋市や豊田市という大都市と1
時間圏内で都市間競争にさらされている
そんな地方都市の状況が
何となく市原市に似ているのではないかと思い
行ってみることにしました。

議長への報告書では次のように書きました。

◆視察先:愛知県豊橋市
◆日 時:平成25年3月2日〜3日
◆参加者:大曽根友三
◆目的及び選定理由
1.豊橋鉄道株式会社
 JR豊橋駅から渥美半島を縦断して、田原市の三河田原駅を繋ぐ
「渥美線」と豊橋市内を走る路面電車 を運営する私鉄である。
渥美半島は下るほど過疎地であり、
このロケーションが市原市を縦貫する小湊鉄道と類似するため、
運行実態を調査することにより、
中房総国際芸術祭・アート×ミックスを控えた市原市の公共交通の
あり方の参考とするため。

2.とよはし芸術劇場
豊橋市内の既存のホールを補完する目的で
豊橋駅前の再開発の一部施設として整備された約780席の 
主ホールを備えた劇場。(今年5月1日に開場を予定)
市原市では市民会館が老朽化しており、
先の東日本大震災においても天井が剥離するなど芸術文化の
中心施設としての機能が脆弱化していると思われることから、
五井駅前への施設設置の可能性について 
検証することを目的として選定した。

3.イトーヨーカ堂豊橋店、イオン豊橋南店
豊橋市(人口約38万人)に出店した大型店舗であり、
イトーヨーカ堂豊橋店は開発エリアの
キーテナントとしての出店と、
イオン豊橋南店については田園風景のなかに郊外型店舗としての出店が、
五井東口の開発地におけるイトーヨーカ堂のあり方と類似するため、
商圏の考え方や地元商業者のテナント入店など、
五井駅周辺の活性化策の参考とするため選定した。



honkab at 11:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年01月29日 友三レポート 5

k01_en7


◆国際芸術祭の効果

中房総国際芸術祭アート×ミックスの開催で、
市原だけでなく、
近隣の長生や大多喜への活性化の効果が見込まれています。

26年からの参加は難しいですが、
芸術祭は3年ごとの開催ですから
29年の開催には共催の可能性が高いと考えています。
 
国際芸術祭が成功すれば、
これまでリゾートとして観光振興を図ってきた、
館山などの南房総と鴨川、勝浦などの外房エリア、
これに南市原を中心とした中房総の観光が加わることで
房総半島の活性化につながると思っています。

ひとつの地域だけが盛り上がるだけでなく、
広く全体が盛り上がることで、相乗効果が表れ、
東京、神奈川の方達に房総の魅力を発信でき、大きな集客につなげる。
その上で、個々の地域が努力しながら切磋琢磨して
自分の所への集客を増やすような形ができれば
魅力ある観光振興ができるのではないでしょうか。

◆地域の経済効果

ゴルフ場やバスターミナル周辺の駐車場は
圏央道の開通から
それほど時間がかからないうちに効果が出てくると思っています。
 
芸術祭に伴う経済効果については 
例えば、地元産食材のレストランや
お土産品の開発などが考えられますが、
食材の調達、調理、販売など
いくつかの解決しなければならない問題が残っています。

また、既存の飲食店との連携や
点在する商店の活用などにも注意が必要となります。
 
今年は芸術祭の準備期間ですから、
地元に経済効果が表れる方策についても
行政と一体になって形を作って行かなければなりません。

蓋を開けてみたら
外から来た企業においしいところを取られていた
というようなことがあってはなりません。

それには地元の方の協力が不可欠になりますので、
積極的な参加をお願いしたいところです。
 
更に、
空き家や休耕された田や畑などの埋もれた資産の有効活用も
地元への経済効果の一つだと思っています。

売買は不動産屋の仕事ですが、
貸す借りるにはそれなりの仕組みづくりが必要です。

また、
自然体験や遊びの場としての里山の整備も
課題の一つだと思いますので、併せて取り組んでまいります。
 
芸術祭が一時のお祭り騒ぎだけでなく、
地域に有効なイベントになるような
「本当の成功」につながる様に心掛けたいと思っています。


honkab at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年01月28日 友三レポート 4

 圏央道の有効活用 

木更津東から東金間の完成に向けて、
圏央道の工事が急ピッチで進んでいます。

これまで24年度中の完成と言われてきましたが
工事の進捗を見ると、
多少開通が伸びることもあるのかと思ってしまいます。
現時点では正式な発表がありませんので、
開通についての公式発表が出るのを待ちたいと思います。
 
しかし、多少延期になったとしても今年の開通には間違いありません。
この、圏央道の開通を南市原の活性化の起爆剤にしなければなりません。
 
◆市原鶴舞バスターミナルの活用

先にもお伝えしましたが
田尾のバスターミナルが中心施設の一つになると思います。

1点はゴルフ場の利用が上げられます。
近隣のゴルフ場の方にお話を聞きますと
「メンバーが自家用車からバス利用に移行して来場が増える」
「交通の便が向上することでの一般の集客増」
「バス利用による飲食の売り上げ増」に期待しているという事です。

また、送迎用のバスも距離が近いので
小型のものでピストン輸送がきくというメリットも上げられました。
 
ゴルフ場は市原市の観光の柱ですし、
雇用も担っていただいていますので、
集客増につながる施策に注力していきます。

2点目として、
バスターミナルを利用した公共交通の充実もあります。
 
羽田行きの高速バスだけでなく、
路線バスについても、
小中一貫校の関係もあり、
富山経由里見駅の増便と
高滝ダム経由久保、里見駅の新路線も決定しています。

子供たちの通学だけでなく
高齢者の利用などで
路線バスの利用者が増えることに期待しています。
 
更に、近い将来の成田開通や東京直通便など
バスターミナルの有効活用と
近隣の駐車場開発による経済効果も考えられるところです。


honkab at 08:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
資料請求・お問い合わせをお求めの方
ホンカ公式サイトへ
ホンカ房総・ムーミン阿部のブログ [別ページ]